遠慮して生きることから解放してくれる気遣いの大切さ


「これ言ったら変に思われるんじゃないか?」

「こんなこと聞いて迷惑じゃないか?」

 

人に遠慮して自分の言いたいことが言えないこと、誰でもあるんじゃないだろうか?

 

ただ、これは自分にも相手にも良いことって一つもない。

 

4年前の4月まで、自分自身がそうだった。

 

 

遠慮と気遣い

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遠慮とは

遠慮

①他人に対して、控えめに振る舞うこと。言動を控えめにすること。

➁やめること。辞退すること。

➂断ることの遠回しな言い方。

④遠い先々のことまで見通してよく考えること。深慮。

⑤江戸時代、武士や僧侶に対して課された軽い謹慎刑。門を閉じて居宅にこもらせ、昼間から外出を禁じたもの。夜間、くぐり戸から目立たないように出入りすることは許された。 

 

参照:コトバンク

 

相手と接するときに控えめな態度や言動をとることを遠慮という。

 

控えめに振舞う、といえば聞こえはいいかもしれない。

 

でも、相手のことを思って控えめに行動するのか、
自分が傷つきたくない、迷惑になったらどうしようとか
自分のことを考えて行動するのかでは意味が違ってくる。

ベクトルが自分に向いてるのか、
相手にベクトルが向いてるのか。

 

遠慮という言葉はどちらかといえば、
「自分にベクトルが向いてる言葉」になる。

 

気遣いとは?

遠慮と似たように使われたり考えられるのが気遣いという言葉。
 

気遣い

①気を遣うこと。心遣い。配慮

➁好ましくないことが起こるのではないかという心配。おそれ。

 

参照:コトバンク

 

気遣いはベクトルが相手の気持ちや状態に向いている。

 

自分がどうなるか、どういう気持ちになるかではなく、
相手がどう感じるのか、
どう思うのかという相手のことを中心に考える。

 

これが気遣いである。 

 

なかなか自分で気づくのは難しいのか?

遠慮と気遣いってなかなか自分じゃ気が付けないし、
理解するのは難しい。

 

自分の気持ちと向き合うことって、
普通に生活しているだけだとなかなかないことだと思うし、考えることも少ないと思う。

 

僕もこうやって言えるようになった、
気づけるようになったのも、やっぱりしっかりと意識するようになってからだから。

 

 

遠慮しすぎるとどうなるのか

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標準装備は豆腐と同じだった

昔から自分のことを多くは語らないタイプだった。
というより、自分のことは語っちゃいけないんじゃないか、
言っても理解されないんじゃないかと考えるタイプ。

 

詳しくは覚えてないけど、僕は自分のいいたいこととか、
自分が思ってることを話したときに受け入れてもらえず、批判されることが多かった。

 

もしかしたら自分がそう感じていただけだったり、
被害妄想でそう思っていただけかもしれない。

 

メンタルが弱く豆腐メンタルと呼ばれた僕は、
「あ、言っちゃダメなんだ」とか
「言ったところでダメなんだ」という気持ちになる。

 

そして次第に、自分の言いたいことを全然言わないようになっていった。

  

そこから僕は相手の顔色を伺いながら生きる「遠慮生活」を始めることになる。

 

心の距離を感じる

自分を理解してもらえない、
そう考えるようになると自分と相手の間にATフィールドをものすごく強く感じるようになる。

 

簡単に言えば、心にすごく距離ができたなぁ、
という感覚になるということ。

 

これは結構つらい。

 

だんだんと自分のことを理解してくれない、とか、
自分には心を開いてくれないんじゃないだろうか。

 

そういうスパイラルに入っていってしまうから。

 

心のそこから楽しめなくなる

スパイラルに入ると、

どんどん自分だけの世界に入り込んでしまうようになる。

 

そうなると人と話していても、
どこかしらで自分の事ばかり考えるようにもなっていく。

 

例えば友達と話してるときも、彼氏や彼女といるときも、
「こんなこと言ったら嫌がられるんじゃないかな」とか、
「こんなこと言ったら怒られるんじゃないかな」とか。

 

これがずっと続くとどうなるかと言うと、
純粋に誰かと話したり一緒にいることが楽しくなくなる。

 

 

遠慮しないで生きるためにも

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気遣いを知ろう

気遣いを知るということは、
相手目線で考えることができるようになること。

 

今までは「自分がどう感じるだろう、どうなるだろう」と、
考えていたものを「相手がこうなるんじゃないか?」とか「相手はこう思うんじゃないか?」と考える。

 

最初の簡単なステップとしては、
「相手目線で考える」ということ。

 

例えば相談したいことがあったとして、
相談しようとしてる人は今すごく忙しそうだとする。

 

相手目線で考えず遠慮せずに行ってしまうということは、
「忙しそうだけど、相談したいからは聞いてみよう!」となる。

 

そうじゃなくて、気遣いが出来るとどうなるかというと、
「忙しそうだな。今は相談すると相手の仕事に支障が出るかもしれないから後にしよう」。

 

これは自分の気持ちではなく、
相手の状態や状況を把握したうえで自分が控えめな行動をとっていることになる。

 

こうすれば相手も嫌な気持ちにならないし、
自分自身も傷つくこともない。
むしろとてもよい人間関係が築ける。

 

つまり、遠慮しないで生きるためには、
気遣いをしっかり出来るようになる必要がある。

 

ラインをしっかりと見極める

気遣いをするうえではしっかりとそのラインを見極められるようになろう。

 

これをやったら相手にとって迷惑かな、大丈夫かな。

 

このラインがわかるからこそ、
しっかりと気遣いができて遠慮することなく話もできる。

 

これがわからないと、
ズバっとモノを言ってしまい相手を傷つけてしまったり、相手を怒らせてしまったりする。

 

指摘してくれる人もいなければ、
なぜこういうことが起きたのかわからないままになるから、また次も同じようなことを繰り返してしまう。

 

こうなると、もう悪循環しか生まれない。

 

つらいよね、だからこそしっかりと解決しよう。

 

しっかりと相手にベクトルを向けて相手の目線にたって毎日を過ごせるようになれば、
自然とラインは見極められるようになる。

 

上司と部下や先輩後輩などの人間関係の場合

上司と部下、先輩と後輩のような関係だと、
上の人も聞く姿勢や接する態度を意識する必要がある。

 

上司だから先輩だからとかじゃなく、
一人の人間として後輩としっかり接する気持ち、
後輩にベクトルを向けてあげるべき。

 

もちろん後輩の気遣いとかも大事だけど、
先輩のちょっとした態度が後輩の心や考えに大きな影響を与えているということをもっと意識しよう。

 

 

彼女ってどうやったら作れるんですか?

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今でも覚えてる2015年の4月の話。

 

僕が自分の個人で稼いでいくために、
師匠について勉強を始めたときのこと。

 

「何でも相談してくれて大丈夫です。普段の仕事の悩みでも、恋愛に関することでも。」と言われた。

 

僕は心の中でこう思った、当時は大分ひねくれていたからね。

 

「本当に何でも聞いていいんだろうか?
何でも聞いていいと言っているけど、
本当はリップサービスなんじゃないか。」 

 

そんな遠慮がちかつ疑り深い僕は、
2回目のセッションの時に思い切って聞いてみた。

 

「彼女ってどうやったら作れるんですか?」と。

 

そしたら師匠は2時間くらいがっつりと恋愛について、
恋愛とビジネスは似ているというような話をしてくれた。

 

「おぉ~なるほどそういうことか!」と目からうろこ。

 

そんな話をしてくれて新しい発見もありつつ、
心の中で遠慮せずに本当に聞きたいこと聞いていいんだなと思った瞬間だった。

 

そして、疑ってかかった自分が恥ずかしくなった。

 

前提として相談していい時間の中だったから相談したこと、
もしこれが相手の都合が悪かったり時間がい状態だったら聞かなかったであろう。

 

そこら辺のラインが見極められていたからできたことが、今の自分を大きく変えてくれている。

 

その経験があったからこそ、
師匠ともすごくフランクに何でも話せるようになった。

 

今まで会ってきた人の中で一番尊敬していて、
一番感謝している人。

 

 

まとめ

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気遣いをしっかりと身に着ければ仕事をするうえでも、
プライベートでの人間関係もものすごくよくなる。

 

これは間違いない。

 

自分にベクトルが向いてしまう遠慮をしがちな人、
相手の目線にたつことがなかなか難しいと思う人。

 

そういう人はまず、
自分が相手の立場だったらと考えてみる習慣を持とう。


自分が今目の前の人の立場だったら、
どう話しかけてほしいか、何を伝えてほしいか。

 

そう考えたうえで具体的な行動まで落とし込む。

 

一例

「今は忙しそう。自分が相手の立場だったら、
今は出来るだけ話しかけてほしくはない。」

 

「でも(あとで何分くらい時間ください)と言われたら、
相談にのってあげられる。」

 

「『相談したいことがあるのであとでで時間ください。』そう伝えてみよう。

 

 

具体的な行動まで考えられたら、それを実行に移す。

うまくいかないときもあるかもしれないが、それも経験。

 

からしっかりと出来るように考えればいい。

 

トライアンドエラーでしっかりと出来るようになれば、
人間関係もよりスムーズになる。

 

スムーズになれば恋愛も仕事もうまくいく。

 

良い循環を作れるようになろう。

 

接客とか気遣いとかは本でも学べるし、
オススメの本もあるから読んでみてもいいかもしれない。