嫌われる勇気が持てなかった八方美人が伝えたいこと


 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

「あんまり裏表なさそうだよね」

 

そう言われることが昔から多かった。

僕から言わせると、裏が無いように見せていただけ。

 

要は八方美人だったんだ。

 

会社勤めしてたときもそう。

あんまり愚痴を吐くこともしなかったし、会議で自分の意見を言うことも少なかった。

 

自分の意見を言わない方が波風も立たないし、誰かを傷つけることもない。

もともと争いを好むタイプではなかったから、できるだけ穏便に済ませようとばっかり考えていた。

 

そういう考えで行動してたから、爆発した部分もあるんだろうね

 

 

嫌われるのが怖い

 

今でもベストセラーになっている『嫌われる勇気』を読んで、

頭では理解できて腑に落ちるまでいくのにものすごく時間がかかった。

 

『嫌われる勇気』ではトラウマも否定されていて、

実際にトラウマというものは存在しない。

むしろそういう生き方をしたいから本人が選んでいるでけ。

 

と、わりかし当時の自分にはきついと感じることていた。

「好きで選んでるわけじゃない!」

トラウマがそうさせているんだ。

 

いつもそんな風に考えていた。

 

 

人の目が気になる

 

幼少期の1年間を僕はアメリカで過ごしてる。

といっても、幼稚園の年少時なのでそんなに記憶はないんだ。

 

その頃はすごく活発で誰とでもすぐに仲良くなれていたし、

親曰く物怖じしない性格だったらしい。

 

それが日本に帰ってきてちょっと冷たい態度を取られてから、

人の後ろにくっついて歩くような、すこし引っ込み思案な様子になったらしい。

そこの記憶はほとんどないけど、親が言うんだからほぼほぼ間違いはないのだろう。

 

小さい頃から人の目を気にして生きてきた分、

「あの人はこう思ってるんじゃないか?」とか「今これいったらこんな反応が来るんだろうな」って予測が立てられちゃう分伝えることに臆病になっていた。

 

 

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

幸せになる勇気――自己啓発の源流「アドラー」の教えII

 

 

気持ちは伝えないと伝わらない

 

こうやってブログを書いていると自分の頭の整理もできるし、

なにより普段あんまり言えないようなことも書ける。

文章を書くことって、気持ちの整理にもなるしすごく良いことだなと。

 

ただ、やっぱりそれだけじゃダメで

言いたいことや伝えたいことは、しっかりと本人に伝えなければならない。

 

そうしないと自分も変われないし、相手にも本当の自分が伝わらない。

 

コミュニケーションってどちらか一方が発信して、

どちらか一方が受信してるだけじゃダメなんだよね。

 

それぞれが自分のことを発信して、

お互いに相手のことをしっかりと受け止める。

 

これが本当のコミュニケーションだと思う。

 

自分の言いたいことを言わずに心の中にしまっておくのって意外に難しい。。

 

周りからどう思われようと、

どんなに冷たい視線を送られたとしても、

きついことを言われたとしても、

 

やっぱり自分が思っていることや考えていることはしっかりと伝えるべき。

 

伝えることで前に進めるし、そこからがスタートだと思うから。