みなさん、こんにちは・こんばんはポチです。
僕は今まで人と直接会って会話をする仕事をすることが多かったんです。新卒で入った会社も営業職でしたし、脱サラできるくらいの結果が出たものもリアルビジネスでした。
人と関わる仕事をするうえで重要になってくる能力として「相手を理解する」ということがあります。
なかなか難しいと思われがちなことですが、しっかりとトレーニングをつけば誰でも身に着けることができるんです。
今日はリアルビジネス→コンサル・コーチングをしている僕が「相手を理解する」ための考え方とトレーニング方法について書いていきます。
相手を100% 理解することは不可能
いきなり本末転倒なことを言うようですが、これはとても大事な考え方です。
「自分は相手のことがわかるんだ!」とか「理解するなんて簡単だよ」と思っている人は案外理解できてないもの。
実際理解できてると思ってるだけで、理解できると思っているから理解できなかったときにへこんだり、気持ちの浮き沈みがあったりするわけです。
自分のことだって100% 理解するのだって難しいのに相手のことになったらなおさらやんね。
「相手を100% 理解することは不可能」と思っているからこそ、真剣に相手のことを理解しようとするということを覚えておいてほしい。
相手のことを理解するために意識すべきこと
直接人と会って会話をするときのことを想定して書いていきます。
話を聞くマインドセット
しっかりと「相手を理解する」という気持ちを第一に考えることが大切です。「そんなの当たり前じゃんね!」って思うかもしれないですが、意外とできてない人が多いです。
多くの人が無意識に持っているのは「相手を理解する」というものではなく、「自分が言いたいことを言うために、まず相手を理解する」という自分にベクトルが向いてる考え方です。
相手に伝えたいことがあるのはいいことですが、それよりもまず真剣に目の前の人と向き合っていきましょう。
相手の話を聞くときに意識すること
聞く姿勢
相手を理解するためには相手の話をしっかりと聞くことが重要になってきますが、それ以上に重要になってくるのは聞き手側の姿勢です。
例えば、どこかのカフェで対面して話をしている場面を想定したときに、聞き手の姿勢でどちらのほうが自分のことを理解してくれようと感じるでしょうか?
1、背もたれに踏ん反りかえってる
2、机に身を乗り出している
ほとんどの人は2だと感じると思います。
相手を理解しようと思っていても、姿勢が悪ければ相手に与える印象も変わってくるので注意しましょう。
しっかりとあいづちをうつ
あいづちというのは「しっかりとあなたの話を聞いてます」という意思表示になります。
ただ単純にあいづちを打てばいいというわけではなくて、場面に応じて反応は変えましょう。
逆にこんなあいづちはやめたほうがいいというのもあります、「ふ~ん」、「へ~」、「そうなんですね」などは本当に話聞いてるのかなっって相手の気持ちを不安にさせることもあるので気をつけること。
相手のことをよく見る
よく見るというのは物理的に見るというわけではなく、観察するとか察するという意味合いです。
どこを観察すればいいかというポイントを以下に紹介します。
表情
「あれ?なんか表情が曇ったな」
「すごい眉間にしわ寄ってるな」
「すごく笑顔になったぞ」
基本的な感情が一番わかりやすく出るのが表情です。
僕自身は何かに集中すると「怖っ!!」って言われるくらい眉間にしわを寄せて作業をしてるみたいです。
だからそういう僕を見かけたら、仕事仲間は話しかけるのをやめるみたいです。
しぐさや態度
「なんかソワソワしてるな」
「突然身を乗り出してきたぞ」
「話の途中なのにスマホいじりだした」
相手のリアクションや、話をしているときや聞いているときの態度は相手の感情をあらわしています。
大事なのは、そこから相手がどう感じているのか何を思っているのかを想像することです。
目線
「ずっと下向いてるな」
「話すときはしっかりとこっちを向いてくれるんだな」
「この話題のときって、絶対目をそらすんだな」
目線の動きを追うことで相手の感情の動きを知ることができます。
こういうのは大体本とかネットとかで検索すれば、どんなことを考えてるかとかは知識として持っておくこともできます。
ただし人は1人1人違うので、絶対ということではなく参考という気持ちを持っておきましょう。
ちなみに、僕はこの本を読んでしぐさや目線の基礎知識は勉強しました。
状況や前提を知る
「この人は普段どんなことを考えてるんだろう」
「いつもこの人はどんな生活をしているんだろう」
こんな風に相手の状況や前提を考えて知ることは相手を理解するうえではとても重要なことです。
例えば同じくらいの年代で、同性の人と話をしていると想定する。
僕は大学を卒業してるから「キャンパスライフってめちゃくちゃ楽しかったよね、あんなことやこんなことした。○○さんは?」と聞いたとする。
相手から「俺高卒だから大学行ってないんだよね」と返事が来たとしたら気まずい雰囲気がその場を包みこんでしまう、これは実際に僕がやったことのある失敗談です。
つまりは自分の思い込みで話すのは危険だぞ!ってこと。
僕がやってたトレーニング方法は
— ポチ@ブロガー・イベンター・コンサル (@pochi_0295) 2018年8月14日
1、街中で誰でもいいから一人対象を決める
2、この人って「彼女いるのかな?」とか「家族いるのかな」とか考える
3、彼女がいると仮定した場合、「今時計を見てるのはこれからデートなのかな?」とか思いをめぐらす
1~3を常に繰り返すことで理解度が高まる。
相手の立場にたつ
相手の状況や前提がわかったうえで、「自分が相手の立場だったら」と考えることでより深く相手を理解することができます。
先生と生徒、先生と患者、彼氏と彼女など。人は必ず自分以外の人と関わって生きていくし、その1人1人はみんな違いを持っている。
もし立場を交換できるのであれば実際に交換して経験しみるといいでしょう。
例えば毎回友達に旅行の予定を立ててもらっている人だったら、1回自分がそれをやってみるといい。それでようやく感じるものもあるだろうし、次からの自分の行動に大きな変化が起きるでしょう。
よかったこと
僕は対面での仕事をこなすことが多かったから、相手を理解することで自分の利益も上がったし成果も出続けた。
ただ得られたものはそれだけじゃなくて、彼女との関係がすごくよくなったり、自分についてきてくれる人が増えたり、人間関係でのいざこざがグッと減ったんですよ。
今まで嫌いだった人のことも気にならなくなったし、彼女とは何でも言い合える仲になったし、自分のクライアントさんがめちゃくちゃ結果出せるようになったり。
アドラー心理学でも言ってるように「人間の悩みは究極的に言えば人間関係だけ」ということを考えれば、悩みがなくなったのもうなずける。
まとめ
ここに書いてきたのは、本当に基本的なことばっかりです。
ただ、この基本ができてない人が多いからホントにちょっとしたことができれば周りと大きく差をつけることができます。
僕自身何かを身に着けるときは、必ず基本からしっかりと叩き込んできます。
僕のオススメとしては、ここに書いたことを1つ決めて1ケ月やり続けてみるといいやんね。
いきなり全部やろうと思っても大変だろうし(できる人はやっちゃってOK!)、1つのことを無意識に出来るようになる(習慣化する)のに最低3週間はかかると言われてるからね。
是非実践して身に着けて、素敵な日常生活を送ってくださいまし!