みなさんは何かを出来るようにしようと思ったときに意識していることはありますか?
こうやって聞くと「あきらめないこと」とか「やり続けること」と答えてくれる人が多いです。
もちろんそれもすごく大事ですね、継続は力なりって言いますから。
ただ、「あきらめないこと」や「やり続ける」こと以上に大切なことがあるんです。
それが「基礎基本」というもの。
なんだよ!そんなのわかってるよ!っという声が聞こえてきそうですが。
じゃあ、「基礎基本」って何ですか?
と聞かれたときに正確に答えることってできますか?
正直に言えば、昔の僕は答えられなかったです。というより、「基礎基本」とおいうものにそんなに重要性を感じてなかったというのが本音。
ただ、実際にこのことをしっかりと理解して出来るようになれば、これから取り組んでいくことに関しては全部うまくいくようになったわけで。
むしろ基礎基本をおろそかにして上手くいくことってないんだなと。
今回は基礎基本ってどうして大事なの?ということと、意識するようになって変わった成功事例を伝えていこうとおもいます。
そもそも「基礎基本」ってなんなのさ!
結論から言えば、すべてのモノゴトを作り上げている「土台」です。
基礎基本をグーグル先生に聞いてみて調べてみると
基礎
①物事が成立する際に基本となるもの
➁建築物の重量を支え、安定させるために設ける建物の最下部の構造
参照:大辞林 第三版(https://kotobank.jp/word/%E5%9F%BA%E7%A4%8E-474117)
基本
物事が成り立つためのよりどころとなるおおもと。基礎。
参照:大辞林 第三版(https://kotobank.jp/word/%E5%9F%BA%E6%9C%AC-475645)
基礎基本ていうのは、ものごとを成り立たされるための元となるものであり、土台であるということがわかるね。
例えば家を建てるとなった場合の基礎は地面の上に立てるコンクリートの部分、化粧で言えば化粧下地と言えばイメージしやすいかな。
どんなことでも基礎基本が大切
じゃあ、その土台がしっかりしてなかったとしたら一体どうなるだろう?
家で考えてみれば土台がしっかりと作れていない、もしかしたらユルユルの地面の上に建てたかもしれない。
もしかしたらコンクリートを敷かないでいきなり家を建ててしまってるかもしれない。
地震が起きた時を想像すると恐ろしいよね。
ユルユルの地面の上に建てた家は横に倒れるかもしれないし、コンクリートを敷いてない家は下からガラガラと音を立てて崩れるかもしれない。
化粧で考えると女性は恐ろしいんじゃないかな。
しっかりと下地を作っていないからメイクのノリも悪くなって、スキンケアも大変になって、肌荒れになって自信がなくなって・・
これはやばくないですか!?そんな状況になったらみなさんどう思いますか?
そうなってからじゃ遅いんですよ、もう手遅れ。
なので、そうならないためにも基礎基本ってすごく大事になってくるんです。
やり方ではない
よくこういう話をすると、基礎基本っていうのはやり方なんですか?と考えている人が多いかもしれないんだけど大事なのは「考え方」なんですよ。
テクニックや方法論だったら特定の分野でしか役に立たないけど、考え方であれば応用は出来るんです。
自分の得意な分野、もしくは今取り組んでいることの分野でマスターすることができればどんな分野でも成功することができます。
これ、実はめちゃくちゃすごいことですよ!
だって1分野で成功できたら同じ考え方でやれば別の分野でも成功できちゃうわけですから!
例えばテニスの基礎基本のやり方をビジネスには応用できないし、SEの仕事のやり方を恋愛のやり方に応用は出来ないですよね?
でも、考え方は勉強、仕事、恋愛などどんな分野にでも応用ができる。
超一流も基礎基本を大事にしている。
世界のトップを走るアスリートや成功者っていうのは何よりも基礎基本を大事にしています。
例えばイチロー選手。イチロー選手は、プロの世界に行ってもメジャーリーグに行っても変わらずにやっていることがあります。
それは「素振り」
素振りは、野球をするうえではものすごく基礎基本的なことですよね。
うまくなればなるほど、技術が付けばつくほどやらなくなる人が多くなってくる。
そんななか、イチロー選手は今でも素振りを大切にしている。
イチロー選手は自らの姿勢で基礎と基本が大事だと伝えてくれているんだ。
なぜ基礎や基本をおろそかにしてしまうのか
どれだけ基礎や基本が大事だとわかっても、だんだんと重要視しなくなってしまうのはなぜなのか。
僕の経験上大きく3つ理由があると思っている。
面倒くさい
一番の理由は「面倒くさい」だと思う。
基礎や基本というのは本当に泥臭く、地道なもの。派手なものもなければ、正直楽しいものではない。だからこそ、面倒くさくなりとおろそかにしてしまうんだろう。
もうできたと思っている
基礎基本というのは時代が変われば少しずつ変化が訪れたりするものでもある。
それに身についた!できた!と思ってやらなくなれば劣化していくもの。
本当にできたかどうかわからないのに出来たと思ってやらなくなってしまう人が多い。
焦る
早く結果を出したいと思うがあまりに気持ちが焦り、すぐに取り掛かれるテクニックやノウハウ的なものに意識がいきがちになってしまう。
そして一度味を占めてしまい、結局本質的な部分の理解がついてない状態になってしまう。
基礎基本ができることで得られるメリット
じゃあどうしたら基礎基本を身に着けようと思うのだろうか。
そう考えたときに、多くの人が基礎基本を身に着けたときのメリットを知らないんじゃなかろうか。
僕が思うメリットを紹介しようと思う。
自信がつく
基礎基本身についていることで、どんなものが来たとしてもしっかりと対応できるという自信がうまれる。
例えば数学の問題だったら、基本的な公式や解き方をしっているからこの問題ではこれをつかえばいいんだ!となる。
また仕事でも、基本的な仕事がしっかりとこなせるからこそ仕事をする仲間同士で信頼が生まれ、そこから新しい仕事を頼まれたりと自分を認めてもらえるようになる。
情報に踊らされなくなる
つまりは正しい情報をしっかりと判断できるようになるということである。
インターネットが普及して、日々いろんな情報を浴びている状態になってくると何が正しくて何が正しくない情報なのか、自分の身を守るためにも判断できるようになる必要がある。
あらゆる分野で基本的な情報を基礎知識を持っていれば常に更新される表面的な情報におどらされることなく正しい選択ができるようになる。
そうすることで自分の中にも余裕が生まれ、冷静に物事を判断することができるようになる。
とにかくスピードが上がる
土台ができてるからこそ応用がいくらでも出来る。
周りから見ても基礎基本ができてないうちにいろんなことを試しても、結局どこかで足場が崩れてしまう。
逆にしっかりとした基盤さえできてしまえば、あとは応用するものを乗せていくだけなのでめちゃくちゃスピードは上がる。
スピードが上がるからこそ多くのことを同時並行で進めていくことができて、結果的に人生のなかでの楽しみをより多く経験することも出来るようになる。
まとめ
新しいことや今までと違うことをやろうと思ったときに、どうしても表面的で華やかな部分に目がいきがちになってしまう。
ただ最終的には、泥臭く地道にしっかりとどんな状況でも同じことがしっかりと出来る土台ができていることが成功への一番の近道なのである。
「急がば周れ」ということわざがあるように、何事も焦らずじっくりと腰を据えてコツコツ土台づくりをすることが大切なのである。
そんなの当たり前じゃん!って思うことが当たり前にできていることが大切なのだ。
これから新しいことを取り組もうとおもったときに、「このモノ(コト)の基礎基本は何だろう?」と考え理解して出来るようになってから前に進んでいってほしい。