テレビ東京プロデューサーの佐久間宣行さんをご存じだろうか?
多くの有名番組を手掛けてきたテレビ東京が誇る最高のエンターテイナーだと僕は思っています。
もともとテレビ局で働いていた僕としては雲の上の存在。「勇者よしひこ」の仏様のように見上げるような人でした。
そんな佐久間さんの話をキングコングの西野さんのSA-CUSで先生聞くことができました。今回はその話のまとめを書いていこうと思います。
(SA-CUSの記事はこちら:キングコング西野亮廣が校長のSA-CUS(サーカス)に実際に行って来た)
佐久間宣行ってどんな人?
(画像は
佐久間宣行に訊く、『ゴッドタン』『キングちゃん』が続く理由 - インタビュー : CINRA.NETより引用)
知ってる人は知ってると思うけど、そもそも佐久間宣行ってどんな人?って思ってる人もいるよね。
佐久間宣行さんは1975年11月23日生まれ(40歳)
テレビ東京で制作局に所属している番組プロデューサーである。
番組でいうと「ゴッドタン」、「キンコンヒルズ」、「ピラメキーノ」などに関わって来ている。
局の垣根を超えて対談をしたりと、本人も言っていたが「自由に仕事をしている」人。
佐久間先生のお話
ここからは、SA-CUSの中での実際の話をまとめていこうと思います。
テーマは「超個人的名言集」
4つの部門に分けられて話が進んでいった。
1、よく言えたな部門
2、怒りの名言
3、悲しすぎる名言
4、西野を嫌いになった名言
とにかくいろんな部門の名言を聞かせてもらった。
よく言えたな部門
フットボールアワー・後藤輝基
ゴッドタンを見ていた僕としては、番組中に言っていたフットボールアワーの後藤さんの名言が飛び出した時に「おぉーー!」と笑い半分感動半分状態に。
後藤さんが自作した曲、後藤さん本人はかっこいいと思っているけど周りにいるグラビアタレント3人に酷評された場面での一言
「みんな順番に攻撃してくるやん 黒ひげやったら飛び出してんぞ」
会場中大爆笑!例に漏れず僕も大爆笑!
例えもうまいし、これがとっさに出てくる切り返しと考える表現も語彙力もすごいんだろうなと伺える。
有吉弘行
ちょっと調子に乗っている読者モデルに対する名言が秀逸すぎた。
その読者モデルが「私、クールビューティだから!」って言い放った瞬間に
「いや君、ホットブスだから」
これは会場中の人が大爆笑、というよりは沸いた沸いた!!
拍手喝采、爆笑の嵐!
有吉さん、マジで天才すぎ。
佐久間さんも「この反意語はすごい!」と絶賛でした。
今日から使ってみよう笑
怒りの名言集
ここでも何回キャンディーズの山ちゃんや、
麒麟・川島さんの名言など芸人中心の怒りをあらわにした時に出た名言を紹介してくれた。
ハライチ・岩井勇気
すっかり腐りキャラが定着してきたハライチの岩井さん。同い年だし地元も埼玉で一緒だし、名言もすごく印象に残ってる。
「自分の子供を育ててイクメンって意味がわかんない」
んん〜これはその通り!自分の子供を育てるのなんて当たり前だしね。
岩井さんらしい鋭い名言だった。
これは爆笑というより、「うんうん」と納得している女性が多い印象だったな。
あと、佐久間さんが言っていたのは「トリプルファイヤー」というバンドの吉田を覚えておくと良いということだった。
悲しい名言
ロッチの中岡さん、出川哲朗さんたちがノミネートされていた。
切なさと悲しさが混じった名言がいろいろと飛び出した。
インパルス・板倉俊之
「最悪は自分が考えるさらに下にある」
インパルスは色々あったからね、相方のことを色々と考えた時期での言葉であろうことが伺える。
逆に僕らがこの言葉から学べることもある。
捉え方を変えてみる(坪田先生の言葉を借りて、リフレーミングしてみる)
それは「いま最悪だと思ってることも、実は全然そんなことはない!」と捉えることができるということ。
まだまだこれは最悪じゃないと考えることができれば、前に進むエネルギーに変えられるな。
ロッチ・中岡創一
「イッテQって編集うまいんだね」
これ言われたら、もう、、ね、、なんも言えない。自分が中岡さんの立場だったらって思うと・・笑。
西野を嫌いになった名言
このパートはめっさ笑えた。
そんなキレッキレだった西野さんの名言を覚えてる限り紹介する。
「俺、ロゴダサい番組でたないんですわ〜」
佐久間さんもおもわず「ロゴ!?」って思ったらしい、今でこそクリエイターだから言えるけど当時まだペーペーの芸人だった西野さんの発言に驚いたそうです。
「3日くらい寝てないけど、ギリギリいけると思います」
これはこのあとのサーカスの中でもちょくちょく使ってました。
僕も何かあったらこれ使いますわ。
こんな感じでやってたら、まさかの西野さん乱入!笑
そのときも名言が生まれるんじゃないかなって思ったし、なにより掛け合いしてる2人がめちゃくちゃ楽しそうに話してた。最後は西野さんが佐久間さんに頭下げるという結果に笑
西野さんの芯は昔から変わってないってことが伺えた時間だった。
ブレず、信念を通し、発言も態度も変わらない。
だからこそ信用できる。
2人の信頼関係が垣間見えた瞬間でした。
ある2人の名言
そして、部門とは別にある2人の名言を紹介してくれた。
小説家:朝井リョウ
「安易に弱者の味方をしない」
小説家:西加奈子
「誰かを傷つけていると自覚して書く」
ブログを書いてるモノとして、西さんの言葉は常に意識しておく必要はあるね。
でも、普通に人と会話してるだけでも言葉って使うものだしちょっとしたことで目の前の人に影響をあたえていることには変わらない。
西野さんもサーカスの冒頭で「コミュニケーションは言いたいことを言うんじゃなくて、相手が言って欲しい言葉を言う」と言っていたことにも近いんだろう。
そもそも名言をまとめるということ
いろんな名言を聞く前に個人的にすごいなと思ったのが、「良い!」と思った名言をメモで全部残しているということ。
普通の人だったら何気なく聞き流して気にも止めなかったり、その場だけ「すげー!」って思ったとしてもあとで忘れてしまうところを佐久間先生は全てメモして、記憶じゃなくて記録として残してきたというところだ。
これだけ「言葉」っていう目には見えないものにたいしてこだわりをもって続けて来れるてすごい才能だな、というかこれだけの努力があるんだなと。
そして何より、名言とともにそれがどんなシチュエーションだったのか、どんな場面で発せられた言葉なのかを覚えているということだ。
その場面と言葉をリンクさせる力が強そう、むしろこれを鍛えれば僕たちも英単語とか忘れられないフレーズをもっとしっかりと記憶しておくことができるなと感じた。
そして、これが究極のインプットでありアウトプットだなと学んだ。
まとめと感想
普段じゃなかなか聞けない芸人さんや有名人の声を聞くことができたような気がして満足。
なによりもそれだけ人に興味をもって話を聞いて覚えている佐久間さんの記憶力と人との接し方がすごく勉強になった。
覚えていられるのはそれだけ印象深かったと言うのもあるだろうけど、それだけ目の前の人の話に耳を固めけ、しっかりと相手と接しているからこそできることなんだろう。